【重要】代理出産を事実上禁止しようとしている自民党PTに、抗議のメールを送りましょう!
自民党のプロジェクトチームが国会に提出しようとしている生殖補助医療法案は、条件付き代理出産を認めるとは言いながら、その条件というのは、子宮がないこと(子宮があって不妊という人が殆どです)、金銭の授受を認めないこと(ボランティアで代理母になる人を見つけることは不可能に近いです)で、事実上代理出産を禁止するものです。この法律は不妊に悩む人々の最後の望みを断ち切る天下の悪法になります。メディアでは、いわゆる「子供の出自を知る権利」ばかりが報じられていますが、それに誤摩化されてはいけません。現在のような内容での新法案を撤回するように、皆さんの声を結集しましょう。不妊に悩む人々の気持ちを無視した生殖補助医療法など、全く意味がないものです。手遅れになる前に、当事者である皆さん自身が意見表明をしてください。
ここをクリックすると、自民党にあなたの意見を送るページに繋がります。

※インドの情報についてのご注意

▶インド政府は2015年10月28日、外国人がインド人女性を代理母とした代理出産を利用することを禁じる方針を明らかにしました。これで「代理出産のメッカ」であったインドでの外国人向け代理出産は幕を閉じることになります。
Baby for All ではこれまで、合法的に代理出産が行える国として、インドの代理出産もこのブログでご紹介してきました。そのため、過去記事の中に、一部インドの過去の情報が残っていることがあります。ご注意ください。
また、会員専用ページの内容も、インドの情報が記載されていますので併せてご注意ください。

2018年3月11日日曜日

東日本大震災の日に思うこと

東日本大震災からはや7年が経ちます
ご遺族の悲しみは
永遠に終わることは無いと思います
亡くなった方のご冥福をお祈りすると共に
今も復興の途中にある被災者の皆さんに
心からにエールを送ります

Baby for Allのスタッフの中に
阪神淡路大震災と
サンフランシスコ大震災の被災者がいます
震災という言葉が何を意味するかを
身にしみて知っている彼らは
東日本大震災のニュースを見て
涙を抑えることができなかったと言います
経験した者にしかわからない
恐怖と悲しみがあるということです

東日本大震災の際に
ボランティアに奔走した60代のあるご夫婦が
それが落ち着いたあと
Baby for Allに問い合わせをされました

いまからでも、赤ちゃんを育てたい

私たちは自然の驚異には為す術もありません
その日その日を精一杯に
人生に悔いを残さず生きたい
そう考えたら、今からでも赤ちゃんをという考えに
たどり着いたのだそうです

残念ながら、最終的にこのご夫婦は
赤ちゃんに恵まれることはできなかったのですが
それでも、自分の気持ちに正直になって
チャレンジしたことに
悔いは無かったと思います

私たちは、3月11日が来るたびに
このご夫婦のことを思い出しています

2018年3月1日木曜日

無視されているタイの事件の本当の問題点


タイで、代理出産で13人の子供をもうけた男性に
裁判所が親権を認めたニュースについて
補足をしておきます

このサイトでは当時から指摘していますが
2014年にタイで問題になったこの事件で一番重要なのは
不妊と関係のない人間が
代理出産を利用したということです
どうしてその問題点を
マスコミは指摘して伝えようとしないのでしょうか?

タイでの2つの事件が
センセーショナルであったことはもちろんですが
その部分だけで代理出産を語ろうとするので
事実が歪んで見えてしまうのです

不妊に悩んだことのない人
子供をほしいと思ったことのない人には
不妊を軽く考える傾向があります

代理出産は、不妊に悩む人の
最後の選択肢として残されるべきもので
「不妊」と関係のない人が
安易に利用することを禁じる必要があるというのが
Baby for Allの考えです
そういう意味での法制化は必要だと
私たちは考えています

赤ちゃんがほしいという願いがあっても
「不妊」と関係のないという理由から
Baby for Allではゲイのカップルやシングルの方からの
依頼をお断りしています
それがBaby for Allのポリシーです
もちろん、各国の法律に照らして
問題があるということも理由のひとつです

赤ちゃんがほしいという願いがあるカップルが
様々な手段を尽くした後で
どうしても授からない
また、子宮がないなどの理由で
授かりたくても授からない…
そういう人たちの切なる願いと
赤ちゃんを産むことで報酬を受け
生活を向上させたい
どん底の生活から抜け出したい…
そう考えている代理母の切なる願いが一致し
それを既存の医療技術が媒介して
代理出産が成立するのです

「不妊」でない人が
代理出産を悪用した今回の事件
一番迷惑をしているのは
不妊に悩む人々だということを
忘れないでもらいたいです