朝日新聞社のWEBRONZA(朝日新聞社)にアップされた
生殖医療は「科学の濫用」か?――「自然」と「不自然」の狭間で 『生殖医療はヒトを幸せにするのか』著者・小林亜津子氏インタビューの中から
代理出産に関するところを抜粋して
Baby for Allの見解と照らし合わせてみたいと思います
引用部分は青字です
代理母と依頼主、そして戸籍問題(続き)
── そしてふたつめの質問ですが……。種としての「ヒト」と「人」は違いますよね。この本のタイトルでは「ヒト」を使っています。
ヒトとして見た場合、やはり自然界のどんな生物でも一定の割合で子孫を残せないものがいます。そこに技術を使って産むということが、ヒトという種のあり方をゆがめてしまうのではないかという懸念はあります。でも、人として、当事者一人ひとりの状況、切実さをみると、それで幸せになってもらえるならいいのではないか、と思っています。
子孫を残せない人の夢を立つことも
病気を治すことも
ダメになってしまいます
人間は単なる「ヒト」でないからこそ
ここに存在しているのです
だから、この懸念はおかしいと思います
それよりも後半部分
小林さんがおっしゃる
「それで幸せになってもらえるならいいのではないか」という指摘は
非常に重要だと思います
その観点が自民党PTの法案にはないのです
繰り返します
自民党PTも日本産科婦人科学会も
生殖医療をコントロールできると考えている人たちは
全く当事者のことなど考えてもいません
幸福を追求する権利は
憲法に守られている権利ではなかったでしょうか?
(この項終わり)