【重要】代理出産を事実上禁止しようとしている自民党PTに、抗議のメールを送りましょう!
自民党のプロジェクトチームが国会に提出しようとしている生殖補助医療法案は、条件付き代理出産を認めるとは言いながら、その条件というのは、子宮がないこと(子宮があって不妊という人が殆どです)、金銭の授受を認めないこと(ボランティアで代理母になる人を見つけることは不可能に近いです)で、事実上代理出産を禁止するものです。この法律は不妊に悩む人々の最後の望みを断ち切る天下の悪法になります。メディアでは、いわゆる「子供の出自を知る権利」ばかりが報じられていますが、それに誤摩化されてはいけません。現在のような内容での新法案を撤回するように、皆さんの声を結集しましょう。不妊に悩む人々の気持ちを無視した生殖補助医療法など、全く意味がないものです。手遅れになる前に、当事者である皆さん自身が意見表明をしてください。
ここをクリックすると、自民党にあなたの意見を送るページに繋がります。

※インドの情報についてのご注意

▶インド政府は2015年10月28日、外国人がインド人女性を代理母とした代理出産を利用することを禁じる方針を明らかにしました。これで「代理出産のメッカ」であったインドでの外国人向け代理出産は幕を閉じることになります。
Baby for All ではこれまで、合法的に代理出産が行える国として、インドの代理出産もこのブログでご紹介してきました。そのため、過去記事の中に、一部インドの過去の情報が残っていることがあります。ご注意ください。
また、会員専用ページの内容も、インドの情報が記載されていますので併せてご注意ください。

2018年8月29日水曜日

男性不妊治療への新たな一歩

2016年、京都大学のチームが
精子を生み出すのに重要な役割を果たす
2種類の遺伝子について研究した結果を発表しました
これによって男性不妊の原因解明が期待されるとのこと

実際、不妊の原因は様々で
「原因不明」が最も多いと言われています

もちろん、女性に起因する問題も多いのですが
男性不妊については
まだまだ理解されていないことろもあります

生理があれば妊娠可能
射精できれば子供は作れる

どちらも間違いです

代理出産はあくまでも最後の手段

不妊に悩んでいる方は
まずは、専門医の検診を受けるべきです

以下、産経新聞の記事を引用します

男性の不妊症治療に光? 京大チーム、精子幹細胞で「山中因子」の研究発表
2016.12.22 08:29
 精子のもとになる精子幹細胞が自ら複製・分裂を続けて精子を生み出すのに2種類の遺伝子が重要な役割を果たすことがマウス実験を通じて分かったと、京都大大学院医学研究科の篠原隆司教授(生殖生物学)らの研究チームが21日付(米国時間)の米科学誌に発表した。男性の不妊症の原因究明や治療法の開発に役立つことが期待される。
 チームは「Myc(ミック)」と、その同じグループの「Mycn(ミックエヌ)」という2つの遺伝子について調べた。
 Mycは人工多能性幹細胞(iPS細胞)の作製で使う遺伝子「山中因子」のひとつ。血液幹細胞で欠損すると細胞分化できなくなり、神経幹細胞では自己複製分裂が遅延することが分かっているが、精子幹細胞での影響は分かっていなかった。
 研究では、2つの遺伝子の片方が欠損しただけのマウスでは精子形成に大きな影響はなかったが、2つともが欠損したマウスでは、精子幹細胞の複製・分裂の能力が、通常のマウスより低下することが分かった。
 また、2つが欠損したマウスは解糖系という細胞のエネルギー代謝に異常があり、これが複製能力の低下を起こすことも突き止めた。
 篠原教授は「精子幹細胞が精子へ分化するには、これらの遺伝子の働きが欠かせない。不妊症の原因解明が一歩進んだ」と話した。