【重要】代理出産を事実上禁止しようとしている自民党PTに、抗議のメールを送りましょう!
自民党のプロジェクトチームが国会に提出しようとしている生殖補助医療法案は、条件付き代理出産を認めるとは言いながら、その条件というのは、子宮がないこと(子宮があって不妊という人が殆どです)、金銭の授受を認めないこと(ボランティアで代理母になる人を見つけることは不可能に近いです)で、事実上代理出産を禁止するものです。この法律は不妊に悩む人々の最後の望みを断ち切る天下の悪法になります。メディアでは、いわゆる「子供の出自を知る権利」ばかりが報じられていますが、それに誤摩化されてはいけません。現在のような内容での新法案を撤回するように、皆さんの声を結集しましょう。不妊に悩む人々の気持ちを無視した生殖補助医療法など、全く意味がないものです。手遅れになる前に、当事者である皆さん自身が意見表明をしてください。
ここをクリックすると、自民党にあなたの意見を送るページに繋がります。

※インドの情報についてのご注意

▶インド政府は2015年10月28日、外国人がインド人女性を代理母とした代理出産を利用することを禁じる方針を明らかにしました。これで「代理出産のメッカ」であったインドでの外国人向け代理出産は幕を閉じることになります。
Baby for All ではこれまで、合法的に代理出産が行える国として、インドの代理出産もこのブログでご紹介してきました。そのため、過去記事の中に、一部インドの過去の情報が残っていることがあります。ご注意ください。
また、会員専用ページの内容も、インドの情報が記載されていますので併せてご注意ください。

2018年8月30日木曜日

牛では成功した卵子の若返り

2014年に和歌山県畜産試験場で
高齢で卵子が使えない雌牛に
卵胞刺激ホルモンを注射することで
卵子の若返りに成功し
受精卵を作って若い雌牛に移植して代理出産させ
健康な仔牛が生まれたというニュースがありました

勿論これは
肉牛生産の世界での話であって
人間に応用されるかどうかはわかりませんが
バイオテクノロジーの研究成果は
不妊治療の世界にも影響を与えることでしょう

35歳から急激に始まる卵子の老化...
いつかそれが緩和される日が
来るのかもしれませんね

以下、産経新聞の記事の引用です

和歌山県畜産試験場、高齢雌牛の代理出産に成功
2014.10.25 07:04
 県畜産試験場(すさみ町)は、近畿大学生物理工学部(紀の川市)との共同研究で、高齢で子供が産めなくなった雌牛の卵子に体外受精を行い、子牛2頭を代理出産させることに成功した。高齢雌牛でも、刺激ホルモンを注入することで良質な卵子を採取できるようになった。優れた肉質の牛から、より長く食肉生産が続けられる技術として期待されている。
 同試験場によると、肉牛は通常、寿命が20歳程度で、雌牛が出産できるのは10歳程度が限度。高齢になると、正常な卵子が育ちにくく、受精しても出産は難しいという。
 このため、同試験場では良質な雌牛の卵子を長期にわたって活用できる生産方法を、平成24年度から近大生物理工学部と共同で研究を進めてきた。
 研究では、高齢で出産しなくなった雌牛の皮下に、卵子を包む「卵胞」を刺激するホルモンを注射。その後に卵子を採取して培養し、体外受精を行う技術を確立した。
 昨年11月に、あらかじめ刺激ホルモンを注射した当時13歳の熊野牛「ひでみ4号」から卵子を採取。体外受精させたあと、別の若い牛2頭の子宮に受精卵を移植した。刺激ホルモンによって状態が改善された受精卵は順調に発育。今年9月に雄と雌の2頭の子牛が誕生した。いずれも順調に育っているという。
 同試験場によると、高齢の牛を対象にした研究は国内でもめずらしいという。担当者は「これまで高齢牛は出産できなくなったら淘汰(とうた)されていたが、この技術により選択肢が一つ増えたのではないか」と話した。今後、県内の民間農家にも技術を提供していきたいとしている。