朝日新聞社のWEBRONZA(朝日新聞社)にアップされた
生殖医療は「科学の濫用」か?――「自然」と「不自然」の狭間で 『生殖医療はヒトを幸せにするのか』著者・小林亜津子氏インタビューの中から
代理出産に関するところを抜粋して
Baby for Allの見解と照らし合わせてみたいと思います
引用部分は青字です
代理母と依頼主、そして戸籍問題(続き)
── 代理母が「これは自分の子どもだ」と主張するケースもありますよね。(続き)
なかには、「ちゃんと依頼人に渡せる」と思っていたけれど、妊娠5か月頃に母性が湧いて、「これ以上続けたら渡すのがつらくて産めなくなるので、中絶させてください」とお願いした人もいるらしいのですが、結局、産ませられたそうです。
これも一つの事例でしょうが
あくまでも契約上の問題だということです
代理母が契約上、自分の意志で中絶できないという
代理出産契約の内容に問題があるなら
そのガイドラインを作るべきであって
「だから代理出産はダメなんだ」というのは
短絡的すぎます
代理出産に対する批判が
倫理的な側面からが多いのは周知の事実ですが
実際には、代理出産そのものの倫理ではなく
契約の倫理、即ち
医師や業者に問題があるということであって
それが代理出産を否定することには
直接つながらないものが多いような気がします
そもそも、そういう女性は契約をしてはいけなかったし
それを見出せなかった
クリニックの責任を問うべきであって
代理出産を依頼したことについて
批判の目を向けることを許してはいけないのです