【重要】代理出産を事実上禁止しようとしている自民党PTに、抗議のメールを送りましょう!
自民党のプロジェクトチームが国会に提出しようとしている生殖補助医療法案は、条件付き代理出産を認めるとは言いながら、その条件というのは、子宮がないこと(子宮があって不妊という人が殆どです)、金銭の授受を認めないこと(ボランティアで代理母になる人を見つけることは不可能に近いです)で、事実上代理出産を禁止するものです。この法律は不妊に悩む人々の最後の望みを断ち切る天下の悪法になります。メディアでは、いわゆる「子供の出自を知る権利」ばかりが報じられていますが、それに誤摩化されてはいけません。現在のような内容での新法案を撤回するように、皆さんの声を結集しましょう。不妊に悩む人々の気持ちを無視した生殖補助医療法など、全く意味がないものです。手遅れになる前に、当事者である皆さん自身が意見表明をしてください。
ここをクリックすると、自民党にあなたの意見を送るページに繋がります。

※インドの情報についてのご注意

▶インド政府は2015年10月28日、外国人がインド人女性を代理母とした代理出産を利用することを禁じる方針を明らかにしました。これで「代理出産のメッカ」であったインドでの外国人向け代理出産は幕を閉じることになります。
Baby for All ではこれまで、合法的に代理出産が行える国として、インドの代理出産もこのブログでご紹介してきました。そのため、過去記事の中に、一部インドの過去の情報が残っていることがあります。ご注意ください。
また、会員専用ページの内容も、インドの情報が記載されていますので併せてご注意ください。

2014年10月7日火曜日

NHKのWEB特集「急増代理出産 その背景に何が」を現場から解説(2)

NHK NewsWebのWEB特集で10月3日に
「急増代理出産 その背景に何が」という記事が
リリースされました
例によって
記者さんよりも実際の現場を
最もよく知るBaby for All
その内容を検証し、解説します

長文の取材記事なので
何回かに分割してお届けします
引用部分は青字
解説部分が黒字です
今回は第2回目です

WEB特集
急増代理出産 その背景に何が
10月3日 14時35分

タイの“代理母村”
 私たちは、日本人からの代理出産の依頼が増えているというタイの実態を取材しました。
タイ北部にある、バンコクから車で6時間ほどの人口850人の地区は、地元では「代理母村」と呼ばれていました。

 地区長の調査によりますと、この地区の20代から30代の女性の5人に1人が代理母を経験していて、その依頼者の多くは日本人だということです。
去年、60代の日本人女性の依頼を受けて女の子を出産した農家のブッパーさん(31)。

計算してみましょう
人口850人の半数が女性
そして、そのさらに30%程度が20−30代だとして
その20%と言えば25人ほど
この数字は、インドに比べれば
大した数字ではないと思います
ただ、依頼者の多くが日本人というのは
本当かな?と思います
「多く」という表現は非常に曖昧です

 収入は月1万円ほどです。
ブッパーさんは、周囲の女性たちが代理母で報酬を得る姿を見て、貧しい暮らしから抜け出したいと代理母になったといいます。
7年分の年収に当たるおよそ100万円の報酬を得て、念願の中古車と3ヘクタールの農地を手に入れたということです。
ブッパーさんは「他人の子どもを出産することはいい仕事だとは言えませんが、代理出産をしなければ、土地は一生、手に入らなかったと思います」と話していました。
代理母を引き受けたことでトラブルに巻き込まれたという女性もいます。

実際、この女性のように
生活を向上させることが目的で
彼女が代理母にならなければ
土地も車も手に入れることはできなかった
そして、倫理で彼女や依頼者を批判する人は
彼女からそれを取り上げる資格など
ありません

代理出産のトラブルは
代理出産の問題ではなく
契約上の問題です
以下の例も、まさにその典型です

 クックさん(32)は、妊娠後、仲介業者の求めに応じて、バスで片道6時間もかかる病院で毎月、検査を受けていましたが、妊娠5か月だったことし8月、バスの中で突然、急激な痛みに襲われて流産しました。
クックさんは流産の後遺症で今も下半身に痛みとしびれがあり、病院に通っています。
しかし、仲介業者とは連絡が一切つかなくなり、報酬が一方的に打ち切られたうえ、治療費も支払われていないといいます。
クックさんは「痛みで重いものが持てず、新しい仕事もできません。こんなつらい思いをするなら代理母になるべきではありませんでした」と話していました。

片道6時間をバスで!
信じられません
Baby for Allが仲介する代理出産プログラムでは
そんなことはあり得ません
国によっては
代理母は合宿施設で手厚い看護を受けます

また、流産の場合には
その時点までの報酬が支払われるというのが当然で
これは、仲介業者の問題です
Baby for Allが仲介する代理出産プログラムでは
報酬は依頼者が直接支払うので
こういう問題も発生しません

代理母になるべきでないと思わせたのは
代理出産というシステムの問題でないことは明らかです