NHK NewsWebのWEB特集で10月3日に
「急増代理出産 その背景に何が」という記事が
リリースされました
例によって
記者さんよりも実際の現場を
最もよく知るBaby for Allが
その内容を検証し、解説します
長文の取材記事なので
何回かに分割してお届けします
引用部分は青字
解説部分が黒字です
今回は第3回目です
今回は、代理出産を依頼した方の被害が
レポートされています
WEB特集
急増代理出産 その背景に何が
10月3日 14時35分
依頼者のトラブルも相次ぐ
代理出産を依頼する日本人がトラブルに巻き込まれるケースも相次いでいます。
関西地方の30代の夫婦は、妻に生まれたときから子宮がないため、子どもをもうけるには代理出産しかないと、インターネットで仲介業者を探しました。
この出来事については
先日皆さんにお話ししたことを
このブログの読者の方は
覚えていらっしゃると思います
実はBaby for Allではこのご夫婦と同じケースの方に
インドでの代理出産をご紹介したことがあります
その、悪徳業者の名前も知っています
高い成功率をうたっているホームページにたどり着き、複数の受精卵を業者に渡しました。
しかし、その2週間後、仲介業者からは「代理母は妊娠しなかった」という短い内容のメールが届き、その後、詳しい説明を求めても納得のいく回答はありませんでした。
まず、妊娠しなかったという報告だけで済ませることが
全く信じられません
Baby for Allでは
現地採卵の場合ならば受精卵のレポートも送ります
もちろん、移植後のレポートも送り
妊娠検査結果は数値で示します
そういうことができない
事後説明もできないということは
実際に移植を行っていなかったことさえ疑われます
或いは、業者にその能力がないかのいずれかです
これまでに支払った金額はおよそ230万円。
妊娠しなかった場合、このうち少なくとも数十万円が返金される契約でしたが、支払いはなく、メールを送っても返信が無いということです。
契約があっても
相手に守る気持ちがなければどうしようもありません
代理出産は契約です
だから、双方が契約を守る義務があります
業者が契約を履行しないのならば
訴える覚悟が必要です
また、依頼者自身も
契約に縛られるということを自覚する必要があります
期日までに意思表示をしないようなことがあれば
不利益を被ります
これは、業者がネット専業かどうかなど
全く関係ありません
代理出産を依頼した妻は「自分で産めないので、わらにもすがる思いでお願いしました。子どもという希望を奪われ、これからどうやって生きていけばいいのか分かりません」と涙ながらに語っていました。
そういうことがないように
代理出産仲介業者を選ぶ際には
徹底的に比較する必要があるのです
Baby for Allがサイトで皆さんに
そのようにお願いしているのは
こういうトラブルを避けるためです
また、最後にはっきりさせておきます
このトラブルもまた
代理出産の問題ではありません
悪徳業者の問題であって
これを理由にして
子宝に恵まれない夫婦から
最後の選択肢を取り上げるのは
愚の骨頂です
代理出産に関する日本語情報の決定版! 代理出産が合法的に行える国の情報を中心に、他の業者も知らない代理出産についての正しい、最新の情報をお届けします。代理出産が禁止されてしまう前に、あなたの夢を叶えませんか? 卵子提供や海外での一般的な不妊治療も承ります。IVFの成功率は、日本よりもはるかに高いです! メール相談は無料です。お気軽にどうぞ。
【重要】代理出産を事実上禁止しようとしている自民党PTに、抗議のメールを送りましょう!
自民党のプロジェクトチームが国会に提出しようとしている生殖補助医療法案は、条件付き代理出産を認めるとは言いながら、その条件というのは、子宮がないこと(子宮があって不妊という人が殆どです)、金銭の授受を認めないこと(ボランティアで代理母になる人を見つけることは不可能に近いです)で、事実上代理出産を禁止するものです。この法律は不妊に悩む人々の最後の望みを断ち切る天下の悪法になります。メディアでは、いわゆる「子供の出自を知る権利」ばかりが報じられていますが、それに誤摩化されてはいけません。現在のような内容での新法案を撤回するように、皆さんの声を結集しましょう。不妊に悩む人々の気持ちを無視した生殖補助医療法など、全く意味がないものです。手遅れになる前に、当事者である皆さん自身が意見表明をしてください。
ここをクリックすると、自民党にあなたの意見を送るページに繋がります。
※インドの情報についてのご注意
▶インド政府は2015年10月28日、外国人がインド人女性を代理母とした代理出産を利用することを禁じる方針を明らかにしました。これで「代理出産のメッカ」であったインドでの外国人向け代理出産は幕を閉じることになります。
▶Baby for All ではこれまで、合法的に代理出産が行える国として、インドの代理出産もこのブログでご紹介してきました。そのため、過去記事の中に、一部インドの過去の情報が残っていることがあります。ご注意ください。
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