『代理出産 「命のあり方」議論せよ』のレベルの低さを
順を追って指摘しています
青字が引用部分です
こうした事例が奇異に映るのは、日本では代理出産に関する議論が深まっていないためであろう。
全く的外れです
この事件が代理出産と関係ないのは
既に何度も指摘した通りです
奇異に映るのは
このオーストラリア人と御曹司が
常識的に考えておかしいからであって
代理出産がそれを引き起こした訳ではないからです
2005年5月の大阪高裁判決では「第三者に懐胎、分娩(ぶんべん)による危険を負わせる」として、人道上問題があると指摘された。
高裁判決が「危険を負わせる」という
「人道上の問題」を指摘したのは勝手ですが
それが、契約に基づき
双方に合意があるのならば
なぜ、人道上の問題になるのかということの方が
論理的でないのは明らかです
それでは夫が妻に妊娠させ
「危険を負わせる」ことに
「危険を負わせる」ことに
問題はないのでしょうか?
俳優がスタントマンに「危険を負わせる」ことに
問題はないのでしょうか?
馬鹿馬鹿しいにも程があります
日本産科婦人科学会も、出産する女性の身体へのリスクを理由に指針で禁じており、代理出産は認められていない。
これは愚の骨頂です
日本産科婦人科学会が正しいと
誰が決めたのでしょうか?
患者の気持ちはどこに行ったのでしょうか?
それを「神奈川新聞」はなぜ
追認するのでしょうか?
女性への身体のリスクが問題なら
誰も出産しなければいいのです
代理出産は
金銭的な報酬で生活を向上させたい代理母と
子供を得ることで幸福になりたい依頼者の
幸福追求権の問題です
双方の合意があり
契約が正当であれば
学会が勝手に禁じるのは
思い上がりにも程があります
また、認められていないというのは
法律上のことではありません
現行法では代理出産を禁じるものがないからこそ
代理出産は行われ
そして、その一方で
悪質な業者が跋扈しているのです
それを取り締まること
正当な契約を促すことこそ
必要なことであって
患者の気持ちを踏みにじる学会の意見に
追随することが
メディアの役割だと考えているなら
大きな間違いです
(つづく)
(つづく)