代理出産に関する記事がアップされました
私たちのブログの読者にとっては
たいした内容は含まれていないのですが
何回かに分けて引用し
解説しておきたいと思います
引用部分は青字で示しました
代理母出産(代理懐胎)とは?問題点と日本の現状、よくあるトラブル(1)
子どもが欲しくても授からない、不妊治療ももう限界。そんな人たちの選択肢の1つに代理母出産という方法があります。代理母出産とは、妊娠や出産をあきらめていた人たちの一筋の光り。日本ではなじみのない代理母出産とはなんなのでしょうか。そして、日本での現状、課題、実際に起こったトラブルについてみていくことにしましょう。
この記事の監修ドクター
藤東クリニック 藤東淳也先生
https://fujito.clinic
代理母出産(代理懐胎)とは
代理母出産、代理懐胎とは子どもを希望している女性が、子宮などの病気により自分で妊娠・出産をすることが難しく生殖医療の技術を用いて妊娠することやその妊娠を継続し、出産してもらい、生まれた子を引き取ることをいいます。方法としては、サロゲートマザーとホストマザーという2種類の方法があります。
サロゲートマザーとは、夫の精子から第3者の子宮に人工授精の手技を用いて注入して懐胎させ、この第三者が妻の代わりに妊娠・出産するものです。ですから、父親とは血のつながりがあるということになります。
ホストマザーは、妻の卵子を体外受精で行われる採卵の手技を用いて妻の体外に取り出し、夫の精子と受精させ、胚となったものを第三者の子宮に移植することによりこの第3者を懐胎させ、この第3者が妻の代わりに妊娠・出産するものです。この場合は、子を授かることを希望している夫婦の子どもということになります。
さらに海外で代理出産を行う場合、渡航費や滞在費がかかるため費用がかさみがちでちです(ママ)。費用を工面することも重要です。
また、代理母になるにも条件があり、少なくとも1人の健康な赤ちゃんを問題なく出産した経験があり、子宮の状態が良好であると診断された女性です。また依頼者も高齢であれば卵子を提供し成功する確率が低くなります。さらには代理出産をしたからといって必ずしも赤ちゃんが生まれるという保証はありません。
基本的には、この説明に大きな間違いはありません。ただ、英語部分については少し認間違いがあります。
一般に英語では代理出産をSurrogacy(サロガシー)と呼び、代理母をSurrogate mother(サロゲート・マザー)と呼びます。確かに昔は、代理母が卵子提供も行ったのですが、そのようにすると、生まれてくる子供の親権に、代理母が異議を申し立てるというようなトラブルが起こりやすいので、今は、まともなところでは、代理母が卵子提供をすることはありません。
ここで解説されている「ホストマザー」というのは、ホームステイの際のホストファミリーの家のお母さんがホストマザーで、代理出産の世界では聞いたことがないです。
IVFで作った受精卵を受け入れる第三者の代理母は、ホストマザーではなく、Gestational carrier(ジェステーショナル・キャリア)と呼ぶことがあります。日本語で「借り腹」と呼ばれる、代理母と血縁関係が発生しない方式が代理出産の方式です。ほとんどの代理出産がこの方式なので、本来Gestational carrierと呼ぶべき代理母も今日では、みんなSurrogate
motherと呼ばれています。
だから、Surrogate motherという記載があっても、その代理母が卵子を提供することはありません。
(続く)