【重要】代理出産を事実上禁止しようとしている自民党PTに、抗議のメールを送りましょう!
自民党のプロジェクトチームが国会に提出しようとしている生殖補助医療法案は、条件付き代理出産を認めるとは言いながら、その条件というのは、子宮がないこと(子宮があって不妊という人が殆どです)、金銭の授受を認めないこと(ボランティアで代理母になる人を見つけることは不可能に近いです)で、事実上代理出産を禁止するものです。この法律は不妊に悩む人々の最後の望みを断ち切る天下の悪法になります。メディアでは、いわゆる「子供の出自を知る権利」ばかりが報じられていますが、それに誤摩化されてはいけません。現在のような内容での新法案を撤回するように、皆さんの声を結集しましょう。不妊に悩む人々の気持ちを無視した生殖補助医療法など、全く意味がないものです。手遅れになる前に、当事者である皆さん自身が意見表明をしてください。
ここをクリックすると、自民党にあなたの意見を送るページに繋がります。

※インドの情報についてのご注意

▶インド政府は2015年10月28日、外国人がインド人女性を代理母とした代理出産を利用することを禁じる方針を明らかにしました。これで「代理出産のメッカ」であったインドでの外国人向け代理出産は幕を閉じることになります。
Baby for All ではこれまで、合法的に代理出産が行える国として、インドの代理出産もこのブログでご紹介してきました。そのため、過去記事の中に、一部インドの過去の情報が残っていることがあります。ご注意ください。
また、会員専用ページの内容も、インドの情報が記載されていますので併せてご注意ください。

2018年12月13日木曜日

お医者さんが書いた代理出産の現状認識(4)

代理出産に関する記事がアップされました

私たちのブログの読者にとっては
たいした内容は含まれていないのですが
何回かに分けて引用し
解説しておきたいと思います
引用部分は青字で示しました。

代理母出産(代理懐胎)とは?問題点と日本の現状、よくあるトラブル(4)

 子どもが欲しくても授からない、不妊治療ももう限界。そんな人たちの選択肢の1つに代理母出産という方法があります。代理母出産とは、妊娠や出産をあきらめていた人たちの一筋の光り。日本ではなじみのない代理母出産とはなんなのでしょうか。そして、日本での現状、課題、実際に起こったトラブルについてみていくことにしましょう。

この記事の監修ドクター
藤東クリニック 藤東淳也先生
https://fujito.clinic

国の見解

 2008年に自民党のプロジェクトチームが病気などで子宮のない人、あるいは先天的に子宮を持っていない人、そして卵子や精子に関しては夫婦のものを使って、代理出産は行ってもいいということ、そして報酬は無償であるという案を決めました。しかしその後の進展はなく代理母出産については宙ぶらりんの状態です。
 
現在、代理出産には賛否、両論がありますが、子どもが欲しくて他国に出向く夫婦がいるのもまた事実です。現行法では、出産を担った女性が子どもの母親であるとされ、代理出産を依頼した夫婦が子どもを迎えるには「特別養子制度」の利用が一般的になり、つまり戸籍上は実子ではなく養子という判断となります。日本では胚・受精卵提供による体外受精の規制が成熟していないため、今後ますます海外での代理出産を希望し、国外へ行く人も増えてくると思われます。
そういった意味でも法の整備をしっかり行い、代理母出産についてどうするのか検討していく必要があると思われます。また、日本で出生届を提出する際には実子として認められないため、特別養子制度のあり方についても重要となってくるといえるでしょう。

 この先生は特別養子の制度を誤解していると思いますが、特別養子とは、養子を戸籍上実子にすることを意味しています。だから現状でも、代理出産で生まれた子供は、養子ではなく「実子」です。
ただ、先生が言う通り、日本で制度ができなければ、海外で代理出産を受ける人は増えるでしょうし、非合法にすれば地下に潜るようになるわけで、重要なことは、権利を守りつつ、誰もが幸せになれるような代理出産の制度を構築することにあるのです。

(続く)