産經新聞:自民党案の親子関係では基本的に代理母が「母」だ。遺伝的には依頼者が母ではないか
吉村氏:「海外では生まれた子供に障害などがあった場合、依頼者が引き取らないといった問題も起こっている。生まれてくる子供が不利益を受けないためにも、分娩者である代理母を母にせざるを得ないのでないか」
結局、吉村氏も全く現実とかけ離れた世界から代理出産を論じているだけで、実際に代理出産を依頼するところまで「追いつめられている」ご夫婦のことなど、全く考えておらず、反対ということを前提に、勝手な論理を組み立てているに過ぎません。
こういう人たちが、この法案を論じる資格などないと思います。
幸福を追求する権利が憲法で認められている以上、それを求める代理母と合意の上で、それを求める不妊に悩むカップルが依頼することが悪いというのは矛盾しています。通常の妊娠出産にも危険性はあるのです。だからとって、それをすることを咎める人はいないでしょう。
幸福を追求する権利として、代理出産を認めるというのが、本当の政治家や、不妊治療専門医ではないでしょうか。私たちはそう思います。